凡人るいちの徒然ばなし

徒然なるままに書いていこうと思います。ぼくの考えたことを多めに時事問題と絡めてお届けしようと思います。参考になるかも知れないし、ならないかも知れない。けど、ぼくへの見方は変わるかも知れない。

書く力をつけるために・・・

どうも、凡人るいちです。

だいぶ落ち着いてきたのでコンスタントに更新できるかと思います。

楽しみに読んでくださっている方は本当にありがたいなと思い、これからもそんな人たちにこの駄文で少しでも価値を届けられたら良いなと考えていますので、これからもよろしくお願いします。

さて、やたらしんみりとした入りだったわけですが、今回は「書く力」をテーマにお話ししたいと思います。今回もあくまでぼくの一意見なので、あまり深く考えず、「そんな考え方もあるのか」くらいで読んでもらえれば幸いです。

では、るいち流「書く力」向上講座の開講といたしましょう!!

とは言っても、ぼく自身も最近になって意識するようになったことなので、ずっとやっているわけではないです。

ただ、いくつかの方法は実践してみてすごく良いと思っているので、活用してもらえたら良いなと思います。

文章構成は相手がわかるようにする

1つ目の文章構成の話です。

よく、「わたしは~で、○○で、××で、・・・をしました。」みたいな文を見ることがあります。

それを読んだ人の感想としては、「並列が多すぎて分からん。」となるわけです。

並列が多いと伝えたい趣旨があっちに行ったりこっちに行ったりしてしまって、内容の理解が難しくなってしまいます。

なので、ぼくは「1文50字くらい」にしています。読んでいて短い文章が多いなと感じた人もいるのではないでしょうか?ちょっとした作戦だったわけです。

一文を短くするメリットとしてはいくつかあります。

1つ目は、「読みやすくなる」です。

最初からこれを意識して書いているので、当然と言えば当然ですね。

2つ目は、「書くことが楽になる」です。

文章を書くことが苦手な人の多くは、長い文章を書いた経験が頭にあるためだと思います。つまり、短い文章に慣れていないのです。慣れると自然に長い文章も書けるようになります。ぼくも昔は書くことが苦手でした。でも、こうやって書けるようになっているので、これは間違いないと思います。

3つ目は、「内容が頭に入りやすくなる」です。

文全体を構造化して書かないと1つ1つの文は短くならないので、自然と書き手側は書きたいことを整理します。そうすると、結果として「内容が頭に入りやすくなる」につながっていきます。

具体例を挙げておきましょう。少し読んでみてください。

まずは、悪い例です。

「昨日、私は朝起きてから顔を洗って、朝ご飯を食べて、歯磨きをして、本をソファに腰掛ながら読んで、コーヒーを飲んでいたところ、飼っている黒猫のこくがとんできて、手に持っていたコーヒーを床に落としてしまい、午前中は掃除をすることでつぶれることが決まって、少しショックを受けたが、準備をしている最中に白猫のはくがそこへ歩いてきて慰めてくれたので、ちょっとだけ気持ちが和らいだ。」

では、この文を文章構造が分かるように書き換えてみます。

「昨日、私は朝起きてから顔を洗った。その後、朝ご飯を食べてから歯磨きをした。朝ご飯の後、ソファに腰掛け、コーヒーを飲みながら読書をしていた。そこに、飼っている黒猫のこくがとんできたので、手に持っていたコーヒーを床に落としてしまった。午前中は掃除でつぶれてしまうと少しショックを受けたが、準備をしている最中に白猫のはくが歩いてきて慰めてくれた。はくのおかげでちょっとだけ気持ちが和らいだ。」

しようとおもえば、いくらでも短くできるのですが、キリがなくなってしまうので今回はこんな感じでまとめたいと思います。

少なくとも最初の文章よりは読みやすくなったのではないかと思います。内容も入ってきやすいかもですね。

「書く力」講座の第1は「文章を短くして、相手に構造が分かるようにしよう」です。

書く順番に気をつける

第2は、書く順番です。

「そんなの、好きなように書いたら良いやん」とか聞こえそうですが、そんなことないんです。

実は、先ほどの第1でも実践していたのが、PREP法です。

Point-Reason-Example-Pointの頭文字を取ったものですが、これが非常に分かり書き方になります。もっと分かりやすい記事もあるので、ぜひ調べてみてください。本当に文章力が変わります。(もちろん話すときにも使えます。その話はまた今度。)

Point(結論)からはなすことで、相手の想像する道筋を作ってあげることができます。その上で、想像以上のことができるようになるわけです。

Reason(理由)では、Pointを補強する内容がきます。ここでは、説得力を持たせることが重要になります。

Example(具体例)では、実際にあったことなどを話す形になります。ぼくはReasonの補強と捉えています。

そして、最後にもう一度Point(結論)を話すことで、ゴールを明示してあげることにつながります。

そんなことを意識して第1を読み直してみてください。少しわかりにくいですが、なんとなく分かると思います。

実際にぼくが書いたPREP法の文章を載せておくので興味があったら読んでみてください。

「学生時代に頑張ったことは、2つの「そうぞう」です。Point

それは大学生活の中で「想像」と「創造」が重要だと思い、より実践的に取り組んでいく必要があると考えたからです。Reason

「想像」は、大学生活の中で「この表現だと相手にどう伝わるのか」ということを常に考え、それが生徒を対象にしたものから同級生に対するものになっていきました。「想像」する力がついたことで相手の立場になって考えることができ、客観的な視点から提案などをできるようになりました。Example1

「創造」は、演習の講義を進めていくうちに質の高い意見を提示しなければならず、そのために「新しいものを生み出す」ということが必要になると意識していました。全員が満足できるものを創り出すには一人の力だけでなく、協力が必要だと感じるものになり、学生生活で新たな力をつけられました。Example2

こういった活動を通して違う視点で物事を捉えていく「そうぞう力」をつけられたと考えています。Point」

この文章は、就活の際に使っているESを貼り付けたものなので、いくつかの企業の人事はこの文章を見ていることになります。古いものなので、最近取り入れた方法が入っていないですが、その方法はつぎに紹介しますね。

では、まとめといきましょう。第2は「PREP法で説得力を持たせよう」です。

文の中からいらない要素をできるだけ排除する

これで最後です。

読む方はできるだけストレスなくスムーズに読みたいと思っています。

なので、ぼくが実践している文をスムーズに読めるようにする方法を教えます。

「文の中から「~ということ」や「~というもの」をなくす」です。

めちゃくちゃ簡単に思えるのですが、やってみるとこれが難しかったりするんです。

では、例文を出すので読んでみてください。

「学生時代に頑張ったことは、2つの「そうぞう」です。

それは大学生活の中で「想像」と「創造」が重要だと思い、より実践的に取り組んでいく必要があると考えたからです。

「想像」は、大学生活の中で「この表現だと相手にどう伝わるのか」を常に考え、それが生徒を対象にしたものから同級生に対するものになっていきました。「想像」する力がついたことで相手の立場になって考えることができ、客観的な視点から提案をできるようになりました。

「創造」は、演習の講義を進めていくうちに質の高い意見を提示しなければならず、そのために「新しいものを生み出す」が必要になると意識していました。全員が満足できるものを創り出すには一人の力だけでなく、協力が必要だと感じるものになり、学生生活で新たな力をつけられました。

こういった活動を通して違う視点で物事を捉えていく「そうぞう力」をつけられたと考えています。」

さきほどのPREP法であげた文章と同じですが、どちらの方が読みやすかったでしょうか?

実は少し文章をいじりました。この文章を書いた当時はまだ意識していなかったからですね。

消した文字は12文字ですが、されど12文字です。これだけ変わってきたら、実践する価値はあると思います。

ぼくはこの方法をとってから、ESが通るようになりました。ほぼ必中で。

騙されたと思ってやってみてください笑

最後は「ということ、というものをなくしてすっきりした文に。」

 

こんな感じで書くときに気をつけていることをがーっと述べてきましたが、文章力はどこでも大切ですね。大学の中でも、社会に出てからも。

これからももっと磨いていきたいと思います。

あ、そうそう。「本当に書けないから基礎の基礎から教えて」というひと向けの本があるので紹介します。

 

マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~

マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~

  • 作者:前田 安正
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2017/04/19
  • メディア: 単行本
 

 この本は良いですよ!!分かりやすく書いてあるので、ぜひ読んでみてください!

ぼくも持っているので、買うのはいやだなと言うひとは声をかけてもらえればお貸ししますので。

 

では、また今度。