凡人るいちの徒然ばなし

徒然なるままに書いていこうと思います。ぼくの考えたことを多めに時事問題と絡めてお届けしようと思います。参考になるかも知れないし、ならないかも知れない。けど、ぼくへの見方は変わるかも知れない。

勉強について

どうも、凡人るいちです。

つい最近桜が咲いたと思ったらもうすでに散り始めていて、季節の移り変わりが本当にはやいなと感じている今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。ほとんどの方が「おうち時間」を満喫していることかなと思います。

ぼくも「おうち時間」を絶賛満喫しているところなので、今日も10時間ぐらい寝ていました…笑

おかげで生活リズムがバグってしまいましたが、長期休みあるあるなのでどうにかして解消しようと思います。

では、いつもの前振りの話はここらで終わりにして、ここからは「勉強」についてお話ししていきます。

以前の記事で、「勉強と学問の違い」や「試験の必要性」なんかも書いたのですが、今回は「じゃあ、根本的に勉強ってどうやるのさ」ということを話します。

 

ruiyuu-zatsugaku-jiji-1998.hatenablog.jp

ruiyuu-zatsugaku-jiji-1998.hatenablog.jp

 2つの記事は貼っておくので、気になった方はこのまま読み進める前に覗いてみてください。

では、早速本編にいきましょう。

 

勉強って何?

毎回のことですが、そもそも論の「勉強って何か」ということから解決していきましょう。

いつもは先に辞書の定義を書くのですが、今回はぼくの考える「勉強」の定義をお話しします。(もしかしたら、以前の記事と違うこと書いているかもしれません。)

ぼくは「勉強」を「ある強制力によって動かされる外的要因に起因するもの」だと思っています。この定義にするということは当然反対の「ある強制力によって動かされない内的要因に起因するもの」があるということになります。ぼくはそれを「学び(=アクティブラーニング《ここでは、教育学的な「主体的・対話的で深い学び」という意味ではなく、一般的に解釈される「主体的な学習活動」という意味で等号をつけています》)」としています。

少し脱線しつつありますが、あくまでもぼくは「勉強はいやなもの」と考えていると思ってください。この後の話はすべてぼくの定義に沿ってお話していきます。

では、改めてですが、(一般論としての)辞書的な意味を引用しておきます。いつも通り、大辞林新明解国語辞典を引用します。

 

「勉強」

大辞林:①学問や技芸を学ぶこと。学習。

    ②ある目的のための修行や経験をすること。

    ③商人が商品の値段を安くして売ること。

    ④物事に励むこと。努力すること。

    ⑤気が進まないことをしかたなくすること。

新明解:「ーする」:そうする事に抵抗を感じながらも、当面の学業や仕事などに身を入れる意

    ①物事についての知識や見識を深めたり特定の資格を習得したりするために、今まで持っていなかった、学力・能力や技術を身につけること。

    ②そのときは後悔したりそうしなければよかったと思ったりしても、将来の大成・飛躍のためにはプラスとなった経験。

 

毎度思うことですが、大辞林は淡泊なのに対して、新明解は情熱的ですよね…笑

この一般的な定義からもみなさんの「勉強観」を作っていってくださいね。

この章の復習としてですが、「勉強はいやなもの」であり、「つまらないもの」であるということです。

では、「そんないやな勉強をどうやったら良いのさ」について書いていきましょう!

 

勉強の方法のはなし

まずは、前提として何度も繰り返しますが、「勉強はいやなもの」です。

でも、多くの人は勉強をしているすべての瞬間が「いやなもの」だったわけではないと思います。それは当然の話です。だって、人間の心理的「いやなもの」であれば優先順位は自然と下がっていき、他のことが優先されてやらないはずですから。

例なんかは出す必要がないと思いますが、大学生の長期休暇といえば、「寝る、バイト、youtube、遊び」でしょう。(完全に偏見ですが…)そこには「勉強」は決して入ってきません。先に出した大学生の長期休暇の典型の4つが「楽しい」からやっているのではなく、単純に「勉強」をすること自体が「いや」だからやっていないわけです。

しかし、みなさんはなぜか「勉強」を最優先でやっていた時期があります。それは大学受験です。(それ以外の試験でもよいですが。)

これはおそらくですが、ぼくの定義から言うと「学び」になるのだと思います。だから、みなさんは「勉強」をしたことがほとんどないと思います。

なぜ「学び」になるのかというと、「ある目標に向かって取り組んだこと」だからです。

例えば、「東京大学に入学したい」という目標を持ったときに、自分自身で次の行動を「じゃあ、苦手教科の数学を勉強しようか!」となると思います。間違っても、「東京大学に入学するためにたくさんバイトしよう!」とはならないと思います。

この「しよう!」という意志自体が「内発的動機」なのではないかということです。そしたら、すでにそれはもう「勉強」ではなく「学び」なわけです。

目標自体が「外的要因」によって起因されているのではないかと反論がありそうですが、そのスタートが「外的要因」でも、行動が「内的要因」になることはあります。例で出した大学受験ですが、「大学受験」は確かに「外的要因」になります。それ自体がターゲットになるものなので。しかし、そこで考えられる行動は2つあります。そして、その両方とも「内的要因」です。1つは例と同じように「志望校に向けて勉強(学び)を始めること」。もう1つは例とは反対で「大学に行かないから勉強(学び)をしないこと」。基本的にはそれ以外はありません。でも、確かなのはどちらも「内的要因による行動である」ということです。

さて、少し話がずれましたが、結局のことみなさんは「勉強をしていない」ということです。

「そしたら勉強の方法は…?」となりますが、勉強したことがない以上、勉強方法なんてものはありません

でも、それじゃあ「学びを無意識でやれば効果が出るのか」というとそうでもないので、最後の章で「るいち流学び方講座」をします。

 

るいち流学び方講座

まず大前提として、学び方は十人十色です。このやり方が絶対ということでもありませんし、このやり方が間違っているということでもありません。

大切なのは、たくさんの方法を試してみて「最も自分に合うやり方を探す」ことです。そのための参考にしてみてください。

インプットとアウトプットの比を7:3(6:4)にする

インプットとはテスト勉強でいうところの「教科書を読む作業」のことです。分かりやすくいうと、知識を入れる作業のことです。

反対にアウトプットとは、テスト勉強でいうと「問題集をとく作業」「予想問題をとく作業」のことです。分かりやすくいうと、入れた知識を出すことです。

大切なことは「入れた分出す必要がある」ということです。

イメージできるか分からないですが、数学をインプットしただけだとすべてができるような気がすることがありますが、いざアウトプットしてみると全然できなかったり、ある特定の分野だけできたりすることがあります。

できない部分の穴を見つけ埋めるためには、必ず「出す」作業が必要です。「入れる」だけだと「できること」と「できないこと」が分からない状態、いわゆる「分からないところが分からない」状態に陥ってしまいます。この状態の人は問題集でも何でも良いので「知識を出す」をイメージして取り組んでみてください。

ちなみにアウトプットの方が多くなってしまっても、学び自体が楽しくなくなってしまうので、インプット:アウトプットは7:3か6:4の比率を意識してみてください。

ラバーダッキング法をする

この方法は分からないことを分かるようにするための手段でアウトプットの手法の1つです。

特に教員を目指して勉強をしている方(このブログを読んでいる暇はないと思いますが)はぜひ実践してみて欲しいです。

方法は簡単で、ぬいぐるみでもクッションでも(この方法は「お風呂のアヒル」から名付けられたものですが)何でも良いので、仮想相手を設定してその相手に伝わるように話すということのみです。

相手を設定するときは、「自分よりも年下(初心者)」にしてください。「分かっている人相手に説明」だと雑になってしまうので。

簡単に例を出します。(長くなるので簡略化しています。)

相手:中学3年生(4月)

内容:日本の選挙について(一般公立中学校だと中学3年生2学期末に行う単元)

説明:日本の選挙制度は3年に1回行われる参議院議員選挙とだいたい4年に1回行われる衆議院議員選挙に分けられます。まずは参議院選挙ですが、これは参議院議員の定員242人のうち半数の121人を改選する選挙です。もう半数はその3年後に改選されます。なので、参議院議員の任期は必ず6年になります。方法は選挙区によるものと比例代表によるもので行います。衆議院議員選挙は参議院議員とは違って、全員を一斉に選挙をします。また、衆議院は解散があるので、任期満了の4年で必ず選挙される訳ではなく、3年や2年で改選される場合があります。方法は1つの選挙区から1人を選ぶ小選挙区制と比例代表制の両方を使っています。

こういった感じで、独り言を言いながらテーマについて解説を自分でしていく方法です。

わかりにくい単語は補足説明を入れようとするので、自然と長い文章になってしまいますが、その分細かいところの「あれ?何だっけ?」を見つけることにもなります

ぼくの例だと、たぶん「衆議院って何?」とか「比例代表って何?」とかの質問が来ることが想定されるので、今度やるときはその補足もできるように調べていくようになります。

音読をたくさんする

すごく有名な手法ではありますが、インプットに効果的なのは「音読」です。

この手法がいい理由は、1つの作業で複数の感覚器官を使うことができることです。「音読」の最中には「見る・読む(目)」「話す(口)」「聞く(耳)」を動かしています。そこに「書く(手)」を追加することでより学習効果を上げることができます。

反面にデメリットですが、「人がいるところだとやりにくいこと」が挙げられます。どうしても音が出てしまう作業なので、仕方ない部分かなと思います。

答えから問題を作成する

最後にもう1つのアウトプット手法です。

多くの方が一問一答をやったことがあると思いますが、それの逆版です。

問題文を読んで答えを出すのではなく、答えを読んで問題文を出す作業をしていきます。

この方法では、「説明力がつくこと」と「問題の答えを1つに確定させるために答えについてしっかり理解すること」ができます。そして、もう1つはリアルで「この問題自分で作った問題だ!」を経験できます。

デメリットは、慣れるまではすごく時間がかかります。そして、インプットの精度が求められることです。雑なインプットではこの方法は効果を発揮しません。

 

こんな感じで4つのるいち流学び方講座を展開していきましたが、もうすでにやっていたり、知らなかったりしたことがあるのではないでしょうか?大事なのは闇雲ではなく、合理的に自分の勉強方法を探すことです。

ちなみに、ぼくは「歌を作って覚える」と「絵を描いて覚える」については挑戦しましたが、覚える内容とかかる時間の費用対効果が見込めなかったので諦めました。

こんな感じで、「できなかったことはやらない」を徹底することが「質の高い学び」につながるかなと思います。

 

久しぶりにこんな長い記事を書きましたが、普段から考えていたことだったので、つい楽しくなってしまいたくさん書いてしまいました…

これを読んでみなさんの「おうち時間」が少しでも有意義なものになることを祈っています。

あと、今後の方針についてですが、しばらくは3日に1回の投稿を目指したいと思います。(予定によってできないこともあるかもしれませんが…)

では、みなさんまた会いましょう。

 

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