見えてるお金と見えないお金
最近外に出る日に限って雨が降るという天候までもひきこもりを促進しているのではないかと感じている凡人るいちです。
突然ですが、皆さんはお金は好きでしょうか?というかむしろお金が嫌いという人はいないはずです。
誰もが1度は夢見る働かずに5000兆円ほしい!!というやつですが、そんなことはアラブの石油王に求婚されない限りほぼないことで地道に仕事をしていくしかないですよね…
ということで、今回のテーマは「見えないお金 仮想通貨」です。社会科でいうと経済の分野に属するテーマです。
お金にはどんな種類がある?
皆さんがお金と聞いてまず最初に思い浮かべるのが、財布の中に入っている紙幣や硬貨だと思います。
日本銀行のサイトには、現在日本で発行しているものは「一万円札・五千円札・二千円札・千円札」の4種類の紙幣と「500円・100円・50円・10円・5円・1円」の6種類の硬貨となっています。これらは全て使えますが、このほかにも以前発行していた紙幣・硬貨も使うことが出来るので、見たことのないお金が実家のタンスから見つかっても捨てないでくださいね。
日本で使われている札は紙でできているため「紙幣」と呼ばれますが、オーストラリアで使われている豪ドルはプラスチックで出来ていたりと紙でなくてもお金として流通させることが出来ます。
また、現金以外にもカード(デビット・クレジット・プリペイド)や預金、そして今回おもに取り上げる仮想通貨といったものもあります。
「仮想通貨」の仕組みと種類
「仮想通貨」とは?
「仮想通貨」とは、インターネットに存在する文字通り架空の通貨で実物は存在していません。
システムとしては、ブロックチェーンという技術を使用しています。この技術は、いくつかのデータを1つのものとしてそれを鎖のようにつなげていくというものです。これによって、取引改ざんなどの不正が出来ないようになっています。また、このシステムは、ユーザーのコンピュータで分散して管理するのでシステムがダウンしたり、特定の人に管理されることがありません。
なぜこの架空の通貨が価値を持つの?
「仮想通貨」が価値を持つ理由は、ブロックチェーンなどといったシステムに信用できるユーザーがお金を支払って購入するためです。このことを信用創造といいます。日本の通貨にも(というよりも世界で発行されている通貨はすべてで)使われていて、これにより成立しています。
例えば、これがもし明日からぼくが「100円を1るいちとして交換して使うことが出来る」として、実際に通貨を発行し始めたとしても、ぼく自身に信用が出来ないために交換して使おうと思う人はいないでしょうし、ただの紙切れにしか見えないでしょう。これだと、信用創造という機能は働きません。
このようなことは、実際の貨幣や仮想通貨にも起こりえます。ある国の国債が発行されすぎたりしてその国への不安が高まれば、その国の通貨を実物資産に変えることになるでしょう。仮想通貨ではそれ自体に興味のない人からしてみればデータが価値を持つとも思わないでしょう。そうするとどちらとも価値はつかないものとなってしまいます。
「仮想通貨」の入手方法は?
入手方法は株や証券と同じように「取引所」というところで行うことが出来ます。この「取引所」は仮想通貨を売りたい人とその反対に買いたい人が集まるサイトで値段は需給のバランスで決まります。
もうひとつの「販売所」というところでも買うことが出来ますが、こちらは設定された価格での取引となり、そのときの需給関係によっては得をしたり、その反対に損をしてしまうこともあるようです。
「仮想通貨」の管理方法と使い方
仮想通貨は手に入れてもきちんと管理しないと失うことがあります。仮想通貨が流出した関連のニュースも今年になって何件か起きています。(下のリンクはニュース記事です)
Zaifの仮想通貨流出、70億円に 当初発表から3億円拡大(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース
コインチェック、NEM約580億円分が不正に外部送金 仮想通貨の取引を一時停止 - 産経ニュース
では、どうしたらそのような事態を避けることが出来るのでしょう?
答えは簡単で、「ウォレット」というものに移動させておくだけでいいです。確かに現金でも銀行にそのままで置いておいたらなくなってしまいますから、仮想通貨も現金と同じような扱いが求められるということですね。
仮想通貨を手に入れた!ウォレットにもしっかり移動させた!だけど、使い方は分からない!では困ってしまいます。どうやって使うのかということについても少し触れておきます。
仮想通貨を使うための財布となるウォレットにはオンラインで使うものとオフラインで使えるものの2種類に分けることが出来ます。
オンラインで使うウォレットの場合は、スマートフォンなどにウォレットをインストールして店頭でコードを読みとってもらうことで使うことが出来ます。
オフラインで使うウォレットの場合は、紙に情報を入力して使用するものとハードウェアに記録するものがあり、前者は使いたい金額分のデータを入力して印刷すれば紙幣のように使うことが出来ます。
最近では、仮想通貨を使って買い物や支払いが出来るようにもなってきています。まだまだ、使える種類と店舗が限られているのですが、今後増えていくと考えられます。
日本のビットコインが使えるお店(ビットコイン決済対応店舗) | Bitcoin日本語情報サイト
仮想通貨の種類はいくつあるの?
仮想通貨の種類は2018年2月時点で1500種類以上存在していますが、その中でも使われているのはほんの数十種類です。日本で取引できるものは14種類となっており、すべて金融庁が取引の許可を出しているものになります。下に仮想通貨の名前を挙げておきます。
- Bitcoin(ビットコイン)
- Ethereum(イーサリアム)
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- Ripple(リップル)
- NEM(ネム)
- Litecoin(ライトコイン)
- DASH(ダッシュ)
- Monero(モネロ)
- Ether Classic(イーサリアムクラシック)
- Lisk(リスク)
- Z cash(ジーキャッシュ)
- MONA coin(モナコイン)
- Factom(ファクトム)
- COMSA(コムサ)
仮想通貨って本当に安全なの?
ニュースでも取り上げられているような事件が起こったりするのですが、果たして本当に仮想通貨は安全なのでしょうか?
少し上でもお話ししたとおり、ウォレットに入れておけば基本的には安全です。しかし、ウォレットのデータがなくなってしまったり紙データを紛失してしまった場合には再発行されない場合があります。
また、日本で取引を許可されている上記14種類以外では、詐欺に遭ったりするリスクもあるので極力取引は避けることがおすすめです。
最後に、基本は投資をしていることに変わりはないので状況によっては損をする可能性もあるということを頭に入れておいたらいいと思います。
今回は「見えないお金 仮想通貨」について書いてきましたが、やっぱり楽して簡単にお金を手に入れるには石油掘り当てるしかないみたいだなぁと感じました…
仮想通貨に挑戦するときはお金に余裕があるときで上限を決めてやるのがいいと思います。
では、また9月最後の土日にお会いしましょう!
<参考サイト>