凡人るいちの徒然ばなし

徒然なるままに書いていこうと思います。ぼくの考えたことを多めに時事問題と絡めてお届けしようと思います。参考になるかも知れないし、ならないかも知れない。けど、ぼくへの見方は変わるかも知れない。

日本の領土ってどこまで?

アクセス数を見てそろそろ400近くなっていることを見て驚きが隠せない凡人るいちです。

ブログ初めてまだ1ヶ月ぐらいしか経って無くて、記事もこれを含めて8本しか書いていない状況なのにこの数字でただただ驚いているばかりです。本当にありがとうございます!実はこういうこと言うと、「本当は自分でF5連打してるんだろ!!」とか言われるんですが、たぶん400回も押してないので違うと思います。(無意識にやってたらごめんなさい)

前振りが長くなってしまいましたが、今回のテーマにいきましょう!

今回のテーマは「領土問題」です。

最近では割と落ち着いてきたようにも感じますが、日本はいくつかの領土問題を抱えています。その問題のことについて一緒に考えていきたいと思います。

そもそも領土ってどの範囲?

領土問題を語るときに欠かせないと思うのは、“領土”とはどの範囲か?と言うことだと思います。

実は、中高の社会科で少し触れられている部分なのですがもう少し詳しく見ていきます。

“領土”というのは、その国の主権が及ぶ範囲の一部のことで“領域”の一部です。

じゃあその領域は?というと領土・領海・領空の3つに分けられます。

 領土:地面の部分(日本で言うと、北海道・本州・四国・九州沖縄・その他の島々)

 領海:海の部分で沿岸から12海里以内(1海里=1852mなので、12海里=22224mになる)

 領空:空の部分で領土と領空の上空200~300kmの大気圏内

上のようになっています。これを見ると、宇宙はどこの国のものでもないことが分かるかなと思います。

ちなみに、領海の話ですが日本には国際海峡という海峡が5つあり、その海峡は領海が3海里に設定されています。理由は他国の経済的なものと非核三原則を強固に守るためです。

先ほどの3つ以外に“領域”に関する規定がされているものもあります。(国連海洋法条約)

 排他的経済水域(Exclusive Economic Zone:EEZ):200海里以内での資源の開発・保全・管理に対する沿岸国の主権的権利を認める

 公海:領海と排他的経済水域以外の部分で航行や漁などもほとんど自由に出来る

一口に“領域”と言ってもこのようにいくつかの種類があります。ニュースなどで良く耳にする言葉でもあるので知っておくといいかもしれません。

日本の領土問題って何があるの?

最近騒がれなくなってきているので、「あまり覚えていないよ~」と言う方もいると思います。ただ、時たまニュースなどでは見たりするので、今どういう状況なのか、そしてどうしてそうなったのかを知ることも大切だと思います。

日本とロシア(旧ソ連)の領土問題

この問題は、最近ニュースでも話題になったものなので覚えている方も多いと思います。「日ロ平和条約について~」などと言う話がメインだったのですが、これの理由はこの問題だったりします。

いわゆる北方領土と言うものなのですが、対象となっているのが“歯舞群島国後島色丹島択捉島”の4島です。

めちゃくちゃ難読な地名なのですが、読めるとかっこいいです。(政治家が読めなくて野党から批判されてたことがありました)

この問題の歴史は、第二次世界大戦から始まります。

第二次世界大戦前までは、この4島は日本固有の領土だったのですが、戦中ソ連が占領し秘密会談だったヤルタ会談で結ばれたヤルタ協定を根拠にソ連(ロシア)が領土を主張していると言うものです。

実際このヤルタ協定の存在を日本は知らず、参加もしていないとして問題化しているというかたちです。

また、この協定には“千島列島はソ連の領土”と書かれているのですが、ソ連側(ロシア側)は「北方4島は千島に入る」としており、日本側は「過去の歴史や地理的条件を見ても千島とは違う」と見解が分かれています。ちなみにアメリカは「ヤルタ協定サンフランシスコ平和条約の千島に4島は含まない」と明言していたりします。

その他にもいくつか対立軸があるのですが、どれもお互いの見解の相違といった感じです。

日本と中国の領土問題

日本と中国の領土問題としては、尖閣諸島(中国語では魚釣島)問題があります。

この諸島は、歴史的にも国際法上も日本の固有の領土だとされていて、中国側もそれを長い間認めていました

日本が領有を宣言したのは、1895年(明治28)までさかのぼります。その際国際法に則って明治政府が宣言を出しました。

その国際法とは、第1に先占することをあげていて、先占するためには無主、領有の意思、実効的支配となっています。

この宣言を出してから75年間もの間領有に関して異議を唱えなかったのですが、尖閣諸島周辺の海域(排他的経済水域内)に石油資源が豊富にあるということを知ってから、異議を唱えはじめた形になります。

2012年に東京都が買収しようとしましたが、中国が反発を強めることを嫌って日本国として国有化しました。

日本と韓国の領土問題

日本と韓国の領土問題は、竹島(韓国語では独島)問題です。

この島も日本固有の領土としています。

その根拠として日本政府は、①古くから「松島」とも呼ばれ、当時から国民によく知られていました。さらに、江戸時代初期には、伯耆藩(ほうきはん:鳥取県)が幕府から拝領して漁をしていたという歴史的事実②1905年2月閣議決定島根県告示による領有の意思を確認③1905年5月には竹島周辺でアシカ漁が許可制となり、第二次世界大戦で中止されるまで続けられ、漁業関係者は毎年土地使用料を国庫に納入していたことなどを挙げています。

韓国が独立後領有権を主張して1952年に不法上陸しはじめたことが問題になり紛争が激化しました。これに対して、外務省は何度も抗議していて当時の首相も固有の領土と強調していました。

現在では、韓国が実効支配をしています。

この問題の解決策ってあるの?

このように戦後になって生じ始めたこの問題に解決策はあるのでしょうか?

このような国と国の問題が起こった際に国際司法裁判所という機関に訴えを起こすことが出来ますが、その場合両国が承認しなければ成立しないという問題があり、実際に竹島問題では訴えを起こしたものの韓国側が拒否したため成立していません。

北方領土問題では、少し話を出した日ロ平和条約を締結することで4島返還という条件もあります。

ただ、この問題に関してはお互い納得のいくかたちで進めなくてはならないだろうし、慎重に解決する必要もあると思います。

日本政府はこういった問題が生じるたびに抗議や会談をしていると言ったことも評価できると思います。

 

今回は最近の時事問題ではなく、長い間の時事問題をテーマに取り上げてみました。調べてみるとどれも戦後からの問題であると知り驚きましたが、どれもおろそかに出来ない大事な問題だなと痛感しました。

そして、ぼくたちも考えなくてはいけないテーマでもあるなと思いました。皆さんは、この領土問題についてどのような考えを持っていますか?

こういった政治問題に関しては「どちらでもいいや」と言うわけにはいかないなと思います。賛成でも反対でもいいし、調べた上で中立ならそれでもいいと思っています。まずは興味を持って調べていくことがこういった問題が解決するための一番の近道かもしれません。

今回の記事については下に関連ニュースの記事を貼っておくので興味がわいたら見てみてください。

今回の記事はここまでです。また来週も更新するので、「面白かったな」や「ためになったな」と思ったらまた見てもらえると嬉しいです。

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