凡人るいちの徒然ばなし

徒然なるままに書いていこうと思います。ぼくの考えたことを多めに時事問題と絡めてお届けしようと思います。参考になるかも知れないし、ならないかも知れない。けど、ぼくへの見方は変わるかも知れない。

税金って得するもの?損するもの?

最近本屋さんに行くと毎回2冊ずつ本を買ってしまい気付けば積ん読がはかどってしまっている凡人るいちです。

本って不思議でなぜか表紙を見て面白そうだなと思うとつい買ってしまいますし、買っただけで満足しちゃうことがおおいんですよね…

秋の夜長は読書が進むと言うことで10月11月中には積ん読解消を目指したいですね~

段々長くなってきた前振りはここでいったんお別れして、今回のテーマは“税金”です。

来年の10月から消費税が10%に引き上げられることが発表されたので、今のうちに“税金”とは一体何なのかを一緒に学んでいきましょう!!

 

税金ってなんだ?

では、もともと“税金”とはなぜ存在するのかを見ていきます。

「出来るならば税金は払いたくないよ~」って方がほとんどだと思います。実際払ってしまうと、実質的には手元に残るお金が減ってしまうわけですし、それは当然な反応です。

もっと簡単に言い換えると、「減税するとみんなが幸せになって、増税するとみんなが不幸になる」となりますかね。これって本当なのでしょうか?

本来の“税金”の存在意義とは、「高所得者低所得者の収入格差をなくす」ということです。この意義を見ると、減税することは低所得者にとっては悪になると言うことです。もちろん高所得者にとってはラッキーと言うことにもなります。

しかし、実際の社会ではこうはならずに全員が減税を願います。それは、ぼくたちが納めている税金がどのように使われているか分からないためでしょう。

この問題を解決するために“税金の種類と簡単な制度”についても見ていきましょう。

税金はいくつかの種類に分けられます。一番大きく分けると、国税地方税になります。この二つに関しては名前通りです。

 国税:納税者が国に対して納める税金

 地方税:納税者が地方公共団体(都道府県、市区町村)に納める税金

そして、さらに細分化していくと直接税か間接税かに分けられます。

 直接税:収入をもらう人と納税者が一致しているもの

 間接税:税負担者が国民で納税者が事業者と分れているもの

これをさらに細分化していくと、それぞれ個別の名前を持った税になっていきます。例えば、直接税なら所得税法人税相続税があり、間接税なら消費税があります。

この個別の名前を持った税にはそれぞれ特徴があります。それがいわゆる税制度というものとも関係していきます。

所得税相続税には、累進課税という所得が上がれば上がるほど、税率が上がるというシステムが採用されています。これは、少し前に出てきた収入格差をなくす為に導入されています。

しかし、その反対に消費税には逆進性があります。これは制度ではなく、意図せずついてきてしまうものなのですが、内容は収入が低いと税率が上がるというものになります。

逆進性については、少しわかりにくいかもしれないので数字を出して解説していきます。「もう分かったよ!」という方は飛ばしてしまって大丈夫です。

年収1000万の人にとっての1万円の消費税800円(来年10月からは1000円)は所得に対して0.00008%しかしめませんが、年収100万の人にとっての1万円の消費税800円は所得に対して0.0008%をしめることになります。

こう見ると、所得に対しての割合が年収の高い人の方が低くなっていることが分かると思います。これが逆進性です。

なので、消費税増税は格差が広がることになりかねないと言うことになります。

税金は何に使われているの?

ここまで一通り、税金とは何かについて考えてきましたが、いよいよ本題の何に使われているのかについてみていきましょう!

日本の平成30年度予算案には、税金からの歳入として59兆790億が見込まれています。これは国税のみの値で、地方税も含めると103兆1506億にもなります。

皆さんが知っている主な使い道と言ったら、公共施設の整備や公務員の給料、病院に行ったときに安くなるやつというものがあります。

ただ、それだけではなく日本の様々なところに税金は使われています。

使い道として1番多いのが社会保障関係費です。これは、年金とかさきほどの病院に行ったときに安くなるやつとかに使われています。(2015年時:33.2%)

2番目に多いのが国債です。これは、毎年多く発行している国債を返すために使われています。(2015年時:24.3%)

3番目に多いのが地方交付税交付金です。地方により財政状況が違う中で、それを均等化するために使われていると言うことになります。ちなみに、地方交付税交付金は東京と以外全ての道府県に支払われています。(2015年時:16.2%)

以下、公共事業費、文教および科学振興費、防衛関係費、恩給関係費、経済開発費と続いています。

日本の現状では、少子高齢化の進展により社会保障費が増えつつあり、災害等も多いためその復興費などに国債を発行するためそれを返さなくてはいけなくなってしまい、地方間間格差もはっきりしている。といった社会状況を一目で表わす使い方になっているのがわかります。

そして、よく防衛関係費が増加しているとは言いますが、割合だけ見れば減少傾向にあると言って良いと思います。ただ、その分収入も増えているので使っている金額は高くなっているとも見ることができます。(技術が進歩すれば、その分値段は上がるものなので仕方ないような気もするのですが…)

税金を払うのは得?それとも損?

最後にようやくタイトル回収をしていきましょう!

すごく当たり前のことですが、ここまで見てきた税金が「自分に役立つなら払ってもいいし、役立たないなら払いたくない」という感情になるはずです。

では、実際はどうなのでしょうか?

何ごとも完全な形というものは存在しないので、必ずしも得する面(メリット)だけというわけではないです。どうしても、損してしまう場面(デメリット)も存在しています。

税金を払うメリットとしては、病院に行ったときの負担が軽くなること、図書館などの公共施設が無料で使える点が目に見えてあります。

その他にも、公務員の給料として税金が使われているので治安の維持教育の保障にも役立っています。また、道路が舗装されていたり、堤防があったりと市民生活を安全に過ごせるといったメリットも存在します。

反対にデメリットとしては、税金が平等に取られているのか分からないこと、正しい使い方がされているのか分からないということがあります。

前者では、捕捉率の違いがよく出されています。源泉徴収のサラリーマンは9割の捕捉率、事業者は6割の捕捉率、農業従事者は4割の捕捉率というクロヨン問題というものです。最終的には、全員が確定申告をすれば帰ってきたりすることもあるようですが、面倒なのでしないという人も増えてきています。

後者については、途中でお話ししたので大丈夫だと思います。ただ、これが本当に正しいのかと言われると自信を持って「ただしい」と言えるような状況ではないのも事実です。

得することも損することも両方あるのですが、得することの方が損することよりも多いから税金を払っているということになると思います。

 

今回は“税金”というテーマで見てきましたが、“税金”とはなにかが分かったでしょうか?ぼくは調べていて分からないことが多く、もう少し知らないといけないと思いました。

ただ、それでも目の前の減税に目がくらんでしまうと本当の意味での“税金の機能”が果たされなくなってしまうので、そこは注意して考えていかなければならないと思います。

それでは今週の記事はここまでです。最後に参考サイトとニュース記事のリンクを貼っておくので、興味のある方は見てみてください!

来週は久しぶりの凡人るいち哲学の記事の更新になります!お楽しみに!!!

 

<参考サイト>

財務省:https://www.mof.go.jp/

http://www.freshmanmoney.com/tax/how_to_use.html

税金のメリット・デメリットを教えてください。 - 税金が無い世... - Yahoo!知恵袋

〈ニュース〉

news.yahoo.co.jp

headlines.yahoo.co.jp

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