日本の会社と外国の会社
段々と寒くなってきて普段割と寒さには耐性があるのですが、毛布の中でぶるぶるしている凡人るいちです。
年の終わりに向けて段々と課題やらテストやらが忙しくなってきて、毎回遅い時間の投稿になってしまい申し訳ないです…
できるときに書き溜めとかもしたいのですが、時事問題は新鮮さがいのちだと思うのでなかなかできなくて、もしかしたらるいち哲学の方が増えるかもしれないです。
さて、今回のテーマは「会社」の話です!!
最近はカルロス・ゴーンの問題など世間を賑わせているので少し気になっている人もいるのではないかと思うのですが、今回はそんな会社を日本と海外で比べてみて違いや共通点を見ていきましょう!!
そもそも「会社」ってなんだ?
会社法により設立された営利を目的とする社団法人のことを会社といいます。会社が作られる目的として、資本の結合、労力の補充、危険の分散をはかることがあります。
現在、日本の会社は、株式会社・合名会社・合資会社・合同会社の4つのみ認められています。
この4つの形態について1つずつ解説していきます。
株式会社とは、株式を発行して出資者を募ってその出資金を元に営利活動を行っていく企業のことです。
私たちがよく耳にする日経平均株価とかはこの株式会社が関与しています。
そしてこの株式会社が発行する株式ですが、私たちも買うことができます。
さらに、この株式は買うときに決められた金額を払うことと配当を受け取る義務のみを負うこととなります。つまり、ある企業が倒産したからといって、株式保有者(株主)は何かを支払う義務を負うことはありません。ただ、同時に受け取る権利もなくなってしまう事には注意が必要です。(この辺の話は又他の記事でまとめようと思います)このことを株主は有限責任を負うといいます。
次に合名会社についてみていきましょう。
合名会社とは、持分会社のうち無限責任社員のみからなる会社です。
この形態の会社に勤める社員は債権者について直接に連帯して無限責任を負います。無限責任とは、先ほどの例と逆で倒産した際に支払いの義務を負うというものです。
こういった特徴があるので、家族経営の会社に多くみられます。
よくドラマとかで「父親の会社が倒産してその借金1000万があるんだ」みたいなセリフがありますが、これは合名会社だからということになります。
3つ目は合資会社です。
合資会社は持分会社のうち無限責任社員と有限責任社員で構成される会社のことです。
無限責任社員は合名会社の時と同様に無限責任を負い、会社の経営に関与しますが、有限責任社員は経営に参加せずに限られた監視権を持つにとどまり、配当を受け取ることができます。
出資者と有限責任社員の違いですが、簡単に言うと会社内部なのか会社外部なのかということです。
最後に、合同会社です。
合同会社は持分会社のうち有限責任社員のみで構成される会社のことです。
形態的には株式会社と近いですが、株式会社にはある制限がこちらにはなかったりと少し違いもあります。
日本には多くの会社がありますが、そのほとんどが株式会社でその他の割合は少なくなっています。皆さんがよく目にする会社はほぼすべて株式会社だと思ってもらって良いと思います。
ただ、就活などをする際には必ずどういった企業形態なのかは確認する方が良いと思います。「間違って合名会社に入ってしまった…」などがあったら大変なことになってしまいます。(たぶんないとは思いますが…)
このほかにも、いろいろな形態があるんですが、すべて紹介していたら読むのが大変になってしまうので、今回はこの4つについて覚えていってください!
日本の会社の特徴
先ほどまでは企業を分類してきましたが、日本の会社の特徴としてどういったものがあるのでしょうか?いくつかの観点に分けてみていこうと思います。
・家族内で会社を経営していこうという考え方で、最近では、大塚家具の相続で問題になっていましたが、そういう企業形態の会社も多かったりするのが現状です。
・企業間関係としては、1つの銀行から融資を受けるというメインバンク制を採用している会社が多く、企業グループを作ることにより外部から邪魔されない安定的な経営をしている会社が多く見られます。
・雇用制度は皆さんが知っての通り「新卒採用・終身雇用・年功序列」の3つがあります。就活ルールがなくなったことでこの形態は大きく変わる可能性があります。
・市場慣行として業界団体内による調整のおかげで強い規制がある市場になっています。そのため、例えば飲料関係では新しい企業が参入してこないといったことも起こっていたりします。
・意思決定については、集団主義的でボトムアップ方式を採用している会社が多いようです。そのために生じる問題も多くあります。
少し短いですが日本の企業の特徴はこのような感じです。
この特徴があるおかげで日本経済が発展してきたということもできますし、逆にない方が自由競争が活発に行われるといった指摘ももちろんあります。
ただ、良い面しかないということは複雑なものになっていけばないのは当然のことですよね…
外国の会社の特徴
次に外国の会社の特徴を見ていきましょう。
イメージは様々ありますが、果たしてそれが正しいのかどうかは分からないですし、すべてに当てはまらないのも事実です。今回は“外国の会社”と極限まで広く取っているので、あくまでも一般論だと考えておいてください。
また、今回はよりわかりやすくするために“外資系企業”を参考にしていることにも注意してください。
それではいきましょう!!
・雇用制度は、終身雇用制度という概念はなく安定した職ではない事が多いです。ただ、日本にある外資系企業には日本の法律が適用されるのでその点は安心してください。
・仕事の内容は、ある1つの分野についてのスペシャリストになることが求められています。そのため、成長は望めないということもあります。
・評価の方法は、「実力主義」を採用しているため年功序列などはありません。できる人には問題ない環境ではあります。
・給料は、出来高制を採用しているところが多いので結果が直結してくるのが特徴です。できない人は安賃金のままでクビということもあるかもしれません。
簡単ですが、このような特徴があるんだなということは分かったと思います。
日本と外国を比較して
日本は保守的な会社が多いのに対して、海外の会社や外資系企業は挑戦的な会社が多いのではないでしょうか。
そう言われてみると、今世界で活躍している企業のほとんどは外国の会社ですよね。twitter社しかり、Amazonしかり、facebookしかり…
こういう挑戦的なところで革新的な技術ができていき、技術が進歩していくんだなと痛感するばかりです。
そして、もう一つぼくが「日本企業が保守的だ」という理由があります。
それは、「ゾンビ」だからです。
企業は倒産することで強い企業が残り弱い企業は消えていくといった弱肉強食の世界で生きています。しかし、日本の企業は倒産することがほとんどありません。それはなぜか。それは死んだ企業に資金がどこからか注入され復活するためです。
今回の時事ネタとしてはこの「ゾンビ企業」が中心だったりします。
確かに、簡単に倒産されてしまったら失業率や経済の問題に直結しかねないのは事実です。しかし、そう言って競争力の弱い企業に金をつぎ込んでも負けるだけなのは分かることだと思います。
例を挙げていえば、ジャイアンとのび太のケンカで賭けをしたとき、のび太の方に書ける人はいないでしょう。
そんなおかしいことが国レベルでは普通に行われている。ということが問題なのです。今回はこれ以上は書きませんが参考ニュースの欄に貼っておくので読んでみてください。
今回の記事はここまでです。
就活に近づいている身として、また、これから就活に挑んでいく人にとってはすごく大事な話題になっていると思います。
ぼくは経済学者でも何でもなくただの一般人です。もっといえば凡人です。そんなぼくでもこの問題についてはおかしいなと思うところがあります。皆さんも暇なときに考えてみてください。
その考えたことが自分の人生に影響する重要なことになるかもしれません。
それでは、また来週会いましょう!!
〈参考サイト〉
外資系企業に入るには?国内企業との特徴の違いや年収、転職方法まとめ | 資格広場
〈参考ニュース〉